わたしはとてもパチンコが好きでした。

大学生の頃にはじめて付き合った彼がパチンコが好きで、わたしも一緒に行ったことがきっかけで、はまってしまいました。

最初はお店の中はうるさいし、タバコの臭いがきついし、まわりのお客さんはみんな怖そうな人に見えて、行くのがとても嫌でした。

早く帰りたいと思いながらやってみたら、ビギナーズラックで、はじめてのパチンコで8万円稼ぐことができました。

そこからパチンコが、自分の生活になくてはならないものになってしまいました。

学校はまじめに行きつつ、暇があればパチンコをしていました。パチンコで負けることが多かったので、お金がなくなったら短期のバイトをして、その給料をまたパチンコに使っていました。

でもバイトをする時間も惜しくなって、母に学校の教材費という名目で3万円借りました。

それからは、お金がなくなるたびに、もっともらしい理由を考えて母親からお金を借りました。最初は母を騙すことに罪悪感があったのですが、しだいにその感情は薄れていきました。

しかし、さすがの母もおかしいと気づき、厳しく問いただされました。誤摩化そうとしましたが、結局ばれてしまい、母は大泣きしました。

その姿をみて、わたしもようやく目が覚めました。

いまでもパチンコをしたい気持ちがないとは言い切れませんが、母のことを思うと、もう一生手を出さないようにしようと固く決意しました。